2024年5月27日

性能について


性能住宅の劣化懸念

近年の住宅には性能住宅しての機能が求められ、断熱性能を重視した住宅が普及してきた
但し、性能には構造的性能(耐震性等)耐久性能(劣化軽減) 省エネ性能(光熱費の軽減)
快適性(温熱環境、住み心地等)
個々にその性能が求められます。
どれも関連しており様々に影響しあい、トータルしていい家でなくてはなりません。

怖い壁体内結露と性能劣化

脱炭素を掲げ、住宅には高い断熱性を求められていますが、高性能な断熱材の使用などでUA値を上げて
断熱性能を誇示する住宅会社があります。又、最近ではやっと、住宅の気密性能C値の重要性が必要である
事がわかってきています。
個々にどのような作用があるかではなく、組み合わせて家にとってどう作用するかが重要です。
冬場の結露、誰しも嫌ですよね、これは人間だけでなく住宅にも悪影響があるのです。家の劣化の一番の
原因です。すなわち「水分」です。
繊維系の断熱材で壁内結露が発生した場合、ぬれた布団の状態で壁の中で柱や土台、筋交の柱脚部分
など構造的に重要な部分が水にさらされ、腐朽の危険にさらされます。
カビやダニ、白蟻発生の良い条件となります。
こうなると長期優良住宅でどんなに構造強度を持たせても木材が腐ってしまえば耐震性など無いも当然です。
又カビ、ダニの死骸は喘息やアレルギーの原因であり、お子様や高齢のお年寄りには病気発祥の起因と
なってしまいます。


トータルバランスで家を造る。
断熱をする 結露が起こる

結露を防ぐ為に気密を取り、換気により結露の原因となる水蒸気を計画的に排出する。(計画換気)
断熱材は目に見えるが気密は目に見えず体感もできない。換気は換気扇の動いているのは目視できるが
換気されている空気は見えない、換気量測定は出来ているが明確なピストンフローは立証が難しい。
ですがそれが立証できるのが住み心地です。体感です。
体感は誰もが同じではありませんが、人が心地いいと思う温度湿度は冬季と夏季では当然違いますが
温度で約25℃ 湿度で約50%ほどです。
その心地よい空間を造ることがトータルバランス住宅です。
そしてその快適な空間を外断熱工法を用い構造体も同じく良い環境を造るのです。
人も快適、家も快適故に共に長生きできる仕組みなのです。
他工法でも断熱気密は数値的に制度は上がってきておりますが工法によっては気密性能は特に数年で
劣化してしまうことが取りざたされています。
そうなると計画換気が損なわれ結露など住宅と人に悪影響を及ぼしてしまいます。

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